読んでみる 転生したらスライムだった件(1)
【あらすじ・ネタバレ・感想】
読み返しです。異世界転生モノの小説を原作としたコミカライズで、ありていに言ってもメッチャ人気の作品だろうと思います。
マンガの話の前に「世界転生モノ」ジャンルについて
来ました、異世界転生モノ^^ とても人気なジャンルですね、異世界転生モノ
やっぱり自分自身でファンタジーの世界を体験(冒険)してみたい、と思うのは人の願望としてあるものでしょう。そもそもそういう願望がなければファンタジーというジャンルが成り立ちません。
とはいえ、ただのファンタジーだと登場人物に読者が自分を重ねるにしても、どうしても生まれも育ちも考え方も違いすぎるので、登場人物になりきるというのには少し距離があります。
でもこれはしかたない。文字通り、住む世界が違うんですから(^_^;)
今となってはもうありがちな剣と魔法のファンタジーで、主人公が「俺は剣の腕を磨いて栄誉ある騎士になり国王陛下のため王国の平和を守るためにこの身を捧げるんだ!」とか言ってても、
(´-`).。oO( そうか、がんばれ!)
(´-`).。oO( うまくいくといいな!)
としか思えないですよね。
その点、転生というのは便利な設定で、読者と同じ知識・感覚をもったキャラが登場人物になってくれています。
当然、行った先のファンタジー世界の常識に対して「こっちの世界じゃそうなんだ」って、読者と同じ目線で読者と同じ同じようなことを感じるんだから、これは自分を重ねやすくて登場人物になりきってその世界に入っていくことができる!
「転生したらスライムだった件」のあらすじ・ネタバレ・感想
異世界に転生して俺TUEEEEする流れかと思ったけど、転生したのが人間じゃなくてファンタジー界で不動の最弱モンスターであるスライムでしたが、さてどうなる!?
…と思ったけど、チートスキルはちゃんと貰っていたのでやっぱり俺TUEEEEする流れは変わらずでした^^
というお話です。
と書くと身もふたもないないのですが、さすがメッチャ人気の小説が原作なだけあって、マンガもメッチャおもろしろい!
この「転生したらスライムだった件」の読んでいておもしろいところは、主人公スライムのリルム・テンペスト(※ちな、転生前の名前は三上悟)がチートスキルを活かして単独行動で俺TUEEEEして活躍したりする話ではないところ。
そのチートスキルによる無双を根拠にはしつつも、他の登場人物たちが次々とリルム・テンペストの配下へと集ってくる一番の理由は、リルム・テンペストの言葉や行動に惹かれたからです。
1巻ではまだまだ村ひとつですが、この先、村が町になり都市になり国になっていくっていう国盗り物語なところが「転生したらスライムだった件」の特徴であり一番の魅力じゃないでしょうか。
こういう、主人公どんどん仲間を増やしていってシチュエーションのストーリーは、社会で働くサラリーマンとして読んでいて個人的にはすごく気分がよいマンガだと感じます。
剣の腕前がすごくてバッサバッサと魔物をやっつけます、とか、極大魔法をばしばしぶっ放しますとかには、もう正直、
(´-`).。oO( そうか、がんばれ!)
としか思えなくなってきました。
ただ、リルム・テンペストのように、「的確な指示出し」したり「リーダーシップを発揮」して「それを慕って仲間が集う」みたいなシチュエーションは( ・∀・)トテモイイ!!
チートスキルで無双したい!\(^o^)/
じゃなく
リーダーシップを発揮したい!(^_^;)
という、サラリーマンなら誰しも持つ願望を「転生したらスライムだった件」は読んでいて堪能できるストーリーだと思います。リーダーシップの悩みはどこの世界も関係なく万国共通ですからね!
(´-`).。oO(そういうのはビジネス本で読めばいいんじゃない?)
っていわれたらまぁそれはその通り(^^ゞ
ただ、現実の自分のスキルアップを目指すときはそういう本を読めばいいでしょうけど、あくまで趣味・娯楽としての時間で読むなら「転生したらスライムだった件」はサラリーマンに意外とオススメの一冊だと思います!
2巻に転生する?
>Yes
No
あ、今の連載作品でいうと、アルスラーン戦記もいいですがそちらについてはまた今度m(_ _)m
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