【あらすじ・ネタバレ・感想】
読み返し。プリンセスメゾンはふと読み返したくなるマンガです。自分の場合で月1回ペースくらいですね、とてもすばらしい作品だと思います。
主人公は沼越幸という若い女性。メインとなるストーリーは沼越幸がマンションを購入するため自分に合った物件を探し求める姿を描いているのですが、他にもさまざまな境遇の登場人物によるお話を挟んだオムニバス形式になっています。
プリンセスメゾンのすごいところは、めっちゃ読者に語りかけてくるところだと思います。
お話としては、フードコーディネーター、電話オペレーター、主婦、染色家、雑誌編集者など、いろんな立場、境遇の登場人物の日常がシーンとして切り出されます。
登場人物たちは、他の誰かからの言葉として語りかけられもするし、または誰かへの言葉もしくは独白として語りかけ、また時には言葉ではなく無言で語りかけてきます。
おそらく、その語りかけはすべて読者へメッセージになっているんだろうと自分は感じます。
時に「それでいいんだよ」と言ってくれて、時に「それでいいの?」と質問してくる、身近にいてこちらを向いている感じがきっと読者の共感を呼ぶんじゃないかなって思います。
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